【システム比較!】RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)とは?種類や他のシステムとの違いも解説!

 

企業で使用するデータベースには、いくつかの種類があります。

どの種類を使用するのかによって、データベース構築にかかる工数やメンテナンス性に大きな違いが発生します。

そのなかで、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)というものを、最近頻繁に耳にします。

では、RDBMSとは一体どのようなデータベースなのでしょうか?

この記事では、RDBMSの特徴や種類、そして他のシステムとの違いについて解説します。

RDBMSとはリレーショナルデータベースを管理するためのソフトウェアのこと

はじめに、RDBMSとは一体どのようなものであるのかについて解説します。

RDBMSとは、リレーショナルデータベースを管理するためのソフトウェアのことを指します。

リレーショナルデータベースとはどのようなものかと言うと、データベースの中でデータをテーブルで管理するものを指しています。

関連のある属性を列とするテーブルの形でデータを格納して、行単位でデータを操作するデータベースです。

似たようなデータベースとしては、他にもネットワークデータベースなどが存在しますが、現代の業務システムにおいてはこのリレーショナルデータベースが主流となっています。

RDBMSは、リレーショナルデータベースの操作や、データの信頼性をキープする機能を持つ総合管理システムです。

代表的な製品には、Oracle Databaseなどがあります。

RDBMSに類似したシステムとは?

RDBMSと類似したデータベースとして、NoSQL(Not only SQL)があります。

NoSQLは、RDB が苦手としている大容量データを処理する際の処理速度が低下するという問題点を解決する、新しいデータベースです。

NoSQLでは、近年のハイスペックなコンピュータにも対応することが可能で、膨大なデータ量に対しても高速な処理ができるのです。

基本スタンスとして、NoSQLはRDBMSの弱点を補ったデータベースでありますが、詳しく見ていくと以下のような違いがあります。

一貫性の違い

RDBMSでは関連する複数の処理を一つの単位として管理するトランザクション処理に求められる4つの特性となるASIDが採用されているため、データの一貫性をキープできるのが魅力的です。

具体的には、正しく処理できなかった場合でも、処理される前の状態をキープできることが保証されています。

一方で、NoSQLはサーバーを水平分散しているために ACID はなく、データの一貫性は低くRDBMSほど使い勝手はよくありません。

検索性の違い

RDBMSでは、SQL言語を使用できるので、テーブルをまたいだデータの検索を正確に処理できます。

一方で、NoSQLは SQL 言語を利用できないために、高度な検索を実行するのは困難となります。

分散性の違い

RDBMSにはサーバー分散の機能が搭載されていません。

読取りとしては、複数のサーバーで同時に行えますが、書込みする際には一貫性を担保するためにデータを整合するために、どうしても並列処理ができないのです。

一方で、NoSQLではサーバーの水平分散が可能であり、複数のデバイスで協力して作業を進めることができます。

規模の大きなデータベースの場合はNoSQLの分散性が大きな役割を果たします。

拡張性の違い

RDB は、拡張性が低いためにシステム構築する際には専門的な知識が必須です。

NoSQLの場合は、サーバーが水平分散できていることで、自社の状況に応じた自由なカスタマイズが可能です。

処理速度の違い

RDBでは、大量のデータ処理が苦手です。

NoSQLの場合は、データのボリュームに関わらず処理速度を低下させない状態で作業できます。

単純なデータを高速で登録したり、読み取りすることに長けているのが特徴です。

処理方式の違い

RDBMSでは、トランザクションと呼ばれている単位で処理が実行されているのが特徴です。

処理中は閲覧ができず、処理完了後の結果を即座に閲覧できるイメージとなっています。

一方で、NoSQLは結果整合性に基づいて処理するので、一定時間経過後にデータの一貫性が保証される仕組みとなっています。

データ型の違い

RDBMSでは、複数のテーブルでデータを管理する型を採用しています。

一方で、NoSQLには様々な形式が存在し、それぞれ異なる特徴を持っています。

RDBMSの市場規模

RDBMSとNoSQLはライバル関係にあるわけですが、どちらが人気なのでしょうか?

ここでは、RDBMSの市場シェアについて解説します。

RDBMSが圧倒的な人気を誇る!

NoSQLが発表された当時、RDBMSの弱点を補う機能があると言うことで徐々にシェアを伸ばしていくとみられていました。

ただ、実際にはRDBMSを利用している企業がまだまだ多いのが実情です。

現在、データベースエンジンとしては340個以上存在しますが、人気上位をRDBMSが独占しているのです。

最近はTime Series DBMSが人気を博している

まだRDBMSが優位な状況が続いていますが、注目されているデータベースシステムにTime Series DBMSがあります。

日本語では時系列データベースと呼ばれているTime Series DBMSは、時系列でデータ処理したりすることに秀でた性能を誇るデータベースソフトウェアです。

時系列データベースはNoSQLに位置づけられ、今後もシェアを伸ばしていくものと見られています。

人気の高いRDBMS 3選

RDBMSの中でも、特に人気の高いシステムを3つ紹介します。

Oracle Database(Oracle)

Oracle Databaseは、データベースシステムとしてはとても有名な存在です。

Oracle Databaseでは、データベースにアクセスする際に読み取り情報を保証する一貫性機能があります。

書換え前の情報だけを読み取る仕様であり、情報のアンマッチは防ぐことができるのです。

また、あらゆる障害から保護する高い堅牢性があります。

特に、災害やデータ破壊などの様々な故障から保護する堅牢性を持っている点が魅力的です。

レベルロックが可能であり、多くのユーザーが利用できる点も良いですね。

Microsoft SQL Server(Microsoft)

Microsoft SQL Serverは、操作しやすいデータベースシステムとしておすすめです。

通常のデータベースシステムでは、データベース操作はコマンドを入力して操作するCLIとなっています。

一方で、SQL Serverではデータベースを視覚的に操作するGUIが利用かのうです。

SQL Serverのデータベースを管理するSQL Server Management Studioを利用すれば、直感的にデータベースを操作することが可能です。

他のデータベースシステムでも類似した機能はありますが、操作性はMicrosoft SQL Serverに一日の長があります。

また、T-SQLと呼ばれるMicrosoftとSybaseが共同開発した言語を使用しており、プログラミング言語のように細かな制御構造を記述できます。

システム規模に合わせたエディションが用意されており、無償版としても利用できるエディションもあるので便利です。

IBM DB2(IBM)

IBM DB2は、SQLを初めて採用したデータベースとして知られています。

Db2インスタンス1に対して、複数のデータベースを作成することが可能であり、個々のデータベースごとに設定を指定できます。

これによって、独立したデータベース環境を柔軟に構築できるのです。

また、DB2は高速で処理することが可能なXML機能を実装しており、バージョンを追うごとに進化を遂げています。

RDBMSをうまく使いこなそう

NoSQLが登場以降も、RDBMSがまだまだシェアをキープしています。

特に、データの一貫性を担保でき複雑な検索も容易な点が多くの企業にも評価されています。

RDBMSには多くの種類がありますが、今回紹介した内容を参考にしていただき、最適なRDBMSを導入しましょう。

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